【ティファールケトルは日本のキッチン事情には合いません】
2015-03-25
先日より、11か月の赤ちゃんの、ティファールケトル転倒によるやけどの治療を
おこなっています。当院ですら、もう何例もティファールケトルによるやけどを扱っているのですから、全国では相当数の症例があることでしょう。
今の症例も、受傷してから、他の施設にてかかってから2週間後の受診で、治療が難渋しそうな雰囲気。夏井先生に写真を添付して、相談する。
師匠の返信より。
“典型的な「ゲーベン性3度熱傷」ですね。これだと,上皮化完了までに1ヶ月半から2ヶ月くらいでしょうか。
湿潤治療で痛みを取れば、瘢痕拘縮はそれほど起こらないはず。“ とのことでした。
なんども書きますが、ティファールケトルは日本のキッチン事情には合いません。(欧米では、電気ケトルは、たいてい調理台の定位置で使われる。調理台が高く奥行きも深いので、幼い子どもの手は届かない。)
http://matome.naver.jp/odai/2137052450212729201
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